- 2015年01月31日
- ASANTI (アサンティ), ホイール豆知識
- Asanti
マルチピースForged(鍛造)ホイールとは?_Asanti(アサンティ) CX506_レンジローバーイヴォーク用
こんにちは 先日Asanti社にお邪魔して工場見学させてもらったので、その時の写真をご紹介します。
Asanti(アサンティ)社はAsantiのForged(鍛造)ラインのみでなく、Adventus (アドベンタス)のCast(鋳造)ライン、DPRのオフロードライン3つのブランドを製造しています。
すごい量のホイールですね。 これらがアメリカ、日本のみならず世界の色々な国に輸出されているんです。
しかし掃除の行き届いたキレイな倉庫です。 見習わないとです。
これは鍛造( Forged)ホイールのセンター部分。 この円盤みたいなアルミの塊を特殊な機械で切削加工するところから2ピース又は3ピース(マルチピース)鍛造ホイールの製作がはじまります。
こんな感じで削りだしていき
削り終えたセンターをブラッシュド加工、ペイント、クローム加工等お客様のご希望のフィニッシュに仕上げ.
下の図のようにセンター、アウターバレル、インナーバレルを組み合わせたものが3ピース鍛造といわれるホイールになるのです。
ブラッシュド加工は先日こちらで解説したので良かったらご覧下さい。
http://www.usapd.net/wp/archives/1213
2ピースホイールはアウターとインナーがひとつになっているバレルとセンター部分を組み合わせて2ピースと言われています。
そしてこちらはワンピースフォージド又はMonoblock(モノブロック)フォージドと言われているホイール作成方法になります。
2ピース、3ピースとは違いセンター、アウター、インナー、別々のパーツを組み合わせる製造方法と異なり、高圧プレス加工されたホイールの原型(1ピース)を切削加工し製造していきます。
このようにセンター部分を削りだしていき、注文にあわせてご希望のフィニッシュに仕上げて完了です。
溶かしたアルミを型に流して製造するCast( 鋳造)と比べ、製造工程、材料等のコストが高いことからForged(鍛造)ホイールの金額は高くなってしまいますが、ホイール強度、軽量化による走行性の向上はもちろんの事、デザイン及びオフセット等を細かく選べ、特に最近の切削加工技術の向上により、昔よりデザイン性の高いホイールが増えた事も人気な点だと思います。
デザインが豊富な上に尚且つ仕上げの色をお好みに合わせて注文できる事で誰も履いていないオンリーワンのホイール発注が可能になっています。
お問い合わせ頂いたお客様とはイメージ画像などを作り、メール又は電話で詳細な打ち合わせをしてホイールのご注文頂いていますので、アメリカからと不安になる事なくご購入頂けます。
本当すごい時代ですね。自分がアメリカから車の輸出を始めた18年前では想像もつかなかったです。いちいち現像した写真を郵便で送り、カスタム詳細のやりとりしてましたからね~ 笑
24インチ Asanti(アサンティ) CX-506 レンジローバーイヴォーク用になります。
お客様のご希望クロームフィニッシュでご注文頂きました。
Y様もうすぐ到着しますので楽しみにお待ち下さい。
長いブログになりましたが最後まで読んで頂きありがとうございます。
それではまた